ハイブリッドモデルは20km/リットルの燃費性能が発揮できる
ヴェルファイアはL暮らすミニバンとなるため重量は2トンを超えてきます。そのため燃費性能が低いのでは?と思われる方も多いはず。ここではヴェルファイアの燃費性能を検証してみました。
ハイブリッドの燃費はどう?
ヴェルファイアにはハイブリッドとガソリンエンジンの2つのパワートレーンが用意されています。そのためそれぞれで燃費性能が結構違います。まずはハイブリッドの燃費性能を検証してみましょう。
ヴェルファイアは旧型のころからハイブリッドがありました。燃費性能は16.2~18.0km/リットルとなり、大型ミニバンの中ではなかなかの燃費性能でした。同じタイプの車種がないため比較はしにくいですが、大型ミニバンで18km/リットルの燃費性能があれば通常は十分です。
それでは、新型ヴェルファイアはどうなんでしょうか? まずはじめに、旧型・新型の燃費性能を比較検討してみましょう。
車種名 | 全高/車重 | 燃費性能 |
---|---|---|
旧型ヴェルファイア(ハイブリッド) | 1900mm/2100kg | 16.2~18.0km/リットル |
新型ヴェルファイア(ハイブリッド) | 1895mm/2140kg | 18.4~19.4km/リットル |
この表を見てわかる通り、燃費性能は10%ほど向上しています。車高がわずかに下がっているとはいえ、車重が40kgも重くなっているのに、燃費性能がアップしているのは驚きです。通常、車重が重くなるとそのぶん燃費性能は悪化するものです。それだけパワートレーンが改善されているということなのでしょう。
他のミニバンとの比較
他のメーカーには大型ミニバンのハイブリッドがないため比較はしにくくなります。そのため、同じトヨタではありますが、エスティマと比較をしてみました。エスティマはヴェルファイアとほぼ同じ車格となります。
車種名 | 全高/車重 | 燃費性能 |
---|---|---|
エスティマ(ハイブリッド) | 1760mm/1940kg | 18.0km/リットル |
新型ヴェルファイア(ハイブリッド) | 1895mm/2140kg | 18.4~19.4km/リットル |
先ほども少し説明しましたが、燃費性能は全高と車重が大きく影響します。全高が低ければ低いほど空気抵抗が少なくなるため燃費性能は向上します。
エスティマとヴェルファイアの場合、エスティマの方が全高が低く、車重も軽いため燃費性能が高くなるはずですが、データを見るとヴェルファイアの方が燃費性能は上になっています。
つまり、それだけ新型ヴェルファイアのパワートレーン周りの性能が向上しているということです。全高が高いということは、それだけ車内が広々としており、さらに燃費性能がいいということはこれ以上なく快適ということなのです。
ガソリンエンジングレードの燃費性能
ヴェルファイアにはガソリンエンジンのグレードがあります。車体価格はハイブリッドにくらべてグッと安くなりますが、そのぶん燃費コストがかかることになります。
最初に、ガソリングレードの燃費性能を確認しておきましょう。
グレード名 | エンジン排気量 | 燃費性能 |
---|---|---|
X、V、Z | 2493cc | 11.6km/リットル |
X"Gエディション" | 2493cc | 11.4km/リットル |
VL、GA(Gエディション含む) | 3456cc | 9.5km/リットル |
X、V、Zは11.6km/リットルなので、大型ミニバンとしてはそれなりの燃費性能となります。しかしエンジン排気量が3456ccのVL、GAだと燃費性能は9.5km/リットルとなり、一けた台となってしまいます。さらに、VL、GAはハイオク仕様となるので燃費コストはさらに上がります。
3456ccのハイパワーエンジンは確かに低速&高速での走行かかなり快適ですが、燃費コストがアップすることは飲み込んでおく必要があるでしょう。
他の車種と比較する
他メーカーでも、ガソリンエンジンならさまざまなLサイズミニバンが発売されています。オデッセイやエルグランドなどが該当します。燃費性能を比較してみました。
ヴェルファイア(ガソリン) | 9.5~11.6km/リットル |
---|---|
エグルランド | 10.8km/リットル |
オデッセイ | 13.6km/リットル |
このサイズのミニバンでも、燃費性能が一けたとなるのはヴェルファイア(3456cc)のみとなります。エルグランドは10.8km/リットル、オデッセイは13km/リットルとなり、ベルファイアの方が若干燃費が落ちると言わざるをえません。当然、車体の大きさや重さ、エンジンパワーなどが違うので評価はしずらいですが、ヴェルファイアのガソリンエンジン車を選択する際はコストについて注意を払うべきでしょう。
ヴェルファイアの実燃費はどう?
新型ヴェルファイアは発売されて間もないので実燃費はまだ出揃っていませんが、旧型ヴェルファイアと燃費性能はそれほど変わらないので参考にできます。
旧型の実燃費は以下の通りです。
旧型ヴェルファイア(ハイブリッド)実燃費:9~14km/リットル
実験データによって燃費性能はバラバラですが、環境や運転の仕方で実燃費は大きく変わるので仕方ないところがあります。とはいえ、カタログ燃費から2割程度下のところに収まっているのはよい傾向でしょう。
これを考慮すると、新型ヴェルファイアの実燃費は以下のようになるはずです。
新型ヴェルファイア(ハイブリッド)実燃費:10~15km/リットル
それほどよくないように見えますが、2トン級のミニバンとしては特上クラスの数字です。
ガソリンエンジンの方は若干コストが増します。2割程度落ちるとすると、
新型ヴェルファイア(ガソリン)実燃費:4~7km/リットル
このくらいの数値がせいぜいという感じになります。2ケタに達することはほぼないでしょう。燃費コストについては覚悟が必要となります。
予算に余裕があるなら、ハイブリッドのアルファードを購入したほうがその後が楽になるでしょう。
ヴェルファイア格安購入術
ヴェルファイアの燃費について調査中ということは、ヴェルファイアの新車購入を考えているのだと思います。
もちろん値引きして安く購入できればいうことはありませんが、ヴェルファイアはもともと車体価格がミニバンとしては高く、なおかつ人気が非常に高いので値引きもされにくいのが特徴です。値引き交渉を粘り強くやっても失敗することがあり、多くの時間を浪費してしまうことになりかねません。
そこでおすすめなのが、ヴェルファイアの未使用車です。
「未使用車って中古じゃん」
と思うかもしれませんが、未使用車はその名の通り「未使用」となり、車体は新車と変わりません。しかも、新車と同様の3年間のメーカー保証もしっかりついてくるので、保証面も安心なんです。
(メーカー保証は、未使用車をディーラーに持っていって申請すれば簡単に付けることができます)
未使用車はどくにある?
ヴェルファイアの未使用車は各自動車ショップに置いてあります。「なら見つけるのはカンタン」と思うかもしれませんが、実はそんなことはありません。各地のショップに散らばっているので、自分好みのボディカラーやグレードのクルマを見つけるのはかなり大変です。ちょうど中古車を買おうとしてもなかなかいいのが見つからず、結局妥協してしまうのに似ています。
そこで役立つのが、ネットの中古車お探しサービスです。こちらで条件を申請すれば、それに合わせて全国各地から最適の車を探してきて提案してもらえます。未使用車に対応しているサービスを使えば、条件に合った未使用のクルマを紹介してもらえることになります。
中古車お探しサービスはいろいろあるのですが、中でも便利なのが「なびくる+」です。このサービスは大量の非公開車両に対応しており、普通では見つけられない車も提案してもらえます。年間60万台以上の車両情報を持っているので、好みのクルマが見つかる可能性も高いです。
↓なびくる+の使い方
1、年式を最新のものにする
未使用車を探す場合は、年式を新しくしておきます。
2、各種条件を設定する
「未使用車希望」「予算」「グレード」「ボディ色」などの各種条件は、備考欄に記入しておくことで反映されます。
こうして申請を済ませれば、条件に合ったクルマがあった場合、連絡をもらうことができます。もちろんいつでも希望通りのクルマがあるわけではありませんが、無料なので損はありませんし、一度使った方がよいでしょう。
なびくる+公式サイトはここ
https://a-navikuru.com/sale
ヴェルファイアは車体価格が高いですし、値引き難易度も高めなので、それなら最初から値引き状態で、しかも車体も保証面も新車と同等のヴェルファイアを購入した方が手間がかからずにオトクだと言えます。